『Football Manager 2024』のブライトン&ホーヴ・アルビオンで、ウィングバックをマスターしよう

近年、ブライトン&ホーヴ・アルビオンは、ピッチ上ではそのスタイルで、ピッチ外ではその戦略で、幅広く知られています。ヨーロッパの他の多くのクラブが、彼らの革新に注目し、真似をしようと試みています。

カモメ軍団のアプローチがここまで特別なのは、選手の成長を促し、クラブがワクワクするようなプレイスタイルを確立するための、適切な選手を適切な役割に割り当てるための工夫によるものです。 

本記事では、MaddFMがブライトンのスター選手を使って『Football Manager 2024』のウィングバックの役割を深堀りし、この役割を戦術で活用するにはどうすればいいかを紹介します。  

『Football Manager 2024』のブライトン&ホーヴ・アルビオンで、ウィングバックをマスターしよう

進化するブライトンのウィングバック活用

2017年にスカイベット・チャンピオンシップから昇格したブライトン。その躍進はとどまるところを知りません。2018年の2シーズン目には17位、そこから2023年には6位へと駆け上がり、UEFAヨーロッパリーグへの席を初めて獲得しました。 

ブライトンの躍進で最も印象的なのは、歴代の監督を通じて、戦術哲学を進化させてきたことです。アプローチの重要なテーマとして、彼らはサイドバック、そして後にはウィングバックを、ポゼッションと攻撃プレイの要のブロックとして進化させてきました。 

過去5シーズンを振り返ってみましょう。サイドの守備ポジションで使われる役割や選手のタイプから、明らかな進化が確認できます。2018年のやや従来型のサイドバックのペアから、2020年にはわずかに進化的なサイドバックシステムに、そして2022年にはタリック・ランプティなどのより攻撃的なウィングバックペアへと移行しています。 

Lamptey

ウィングバックで重要なものは

従来のサイドバックからより機動力が高くテクニカルで攻撃を念頭に置いたウィングバックに移行したことにより、ブライトンには契約する選手の主な特徴を見極める必要が生まれました。最も重要な基準は、スピードクロスパスの3つ。  

ペルビス・エストゥピニャンは2022年の契約時、これらを満たすだけでなく、さらなる才能も備えていました。このエクアドル代表は電光石火なだけでなく、運動量スタミナの能力値の素晴らしい組み合わせも兼ね備え、さらに「隙があればすぐに攻撃に転じる」特性のおかげで、素晴らしいオールラウンドたらしめていたのです。この25歳の選手はさらに、予測力ドリブル判断力オフザボールファーストタッチなど、他の重要な指標でも高い数値を出しています。

エストゥピニャンは数値上でも印象的ながら、実践でも輝きます。イギリス南海岸での最初のシーズンでは8回のアシストを決め、クロス、パス、プログレッシブキャリーで、リーグ最高の選手たちに名を連ねました。

Estupinan Profile

エストゥピニャンは未だ25歳、2月までに3回のゴールと3回のアシストを決め、印象を残し続けています。とはいえ、ブライトンがこの重要なポジションで将来に備えるのをやめることはありません。2024年1月、クラブは多くのFMファンと同じように、『FM24』のワンダーキッド、バレンティン・バルコと契約 – 監督のロベルト・デ・ゼルビはクラブの未来にとって「重要な選手」と述べました。

Barco Profile

バルコのプロフィールを見れば、ブライトンが攻撃志向のウィングバックを好むのは明らか。バルコには「隙があればすぐに攻撃に転じる」の特性があり、さらにスタミナ運動量パス視野ドリブルで高い能力地を誇ります。彼はまだ19歳。成長し、クラブによるこの役割における進化を体現するようになるまで、まだまだ時間はあります。

『FM24』におけるウィングバックの起用と実践

さて、ブライトンがウィングバックに求める重要な要素を説明したところで、ここからはもう1つの大きな問題に取り掛かりましょう。それは、『FM24』でウィングバックをどう活用するのがベストか?ということです。ゲーム内の定義を見ると、ウィングバックは次のように説明されています。

「サイドを1人でケアすることが多いウィングバックは、攻守においてウィングとサイドバックの役割を兼任しなければならないポジション。攻撃時にはドリブルとクロスの精度が求められ、パス回しに参加して中盤をサポート。さらにディフェンダーとして相手選手をマークする他、クロスをブロックし、ボールを奪い返さなければなりません」

1人の選手がこなすにはかなりの量ですよね。つまり、ウィングバックを起用するならば、チームにとって重要なメンバーでなくてはならず、さらに相手のカウンター攻撃のリスクからチームメイトに守ってもらう必要もあります。 

ブライトンのボス、ロベルト・デ・ゼルビは今シーズン、4-2-3-1と5-4-1を頻繁に切り替えました。『FM24』でウィングバックを起用する場合、関連するタスクはどのフォーメーションを使うかによって異なります。 

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4-2-3-1では、エストゥピニャンはウィングバックのサポートとして起用。この役割では、前に出ることが多いものの、セントラルMFに近いやや深いポジションをキープします。この戦術アプローチでは、エストゥピニャンに期待するのは、スルーパスであろうと、奥からのクロスであろうと、ハーフスペースからゴールを狙うチャンスを生み出すこと。

Wing Back Instructions - Support

5-4-1の形であれば、中央のセンターバックが1人増えることで、ウィングバックを攻撃タスクで起用できる幅が広がります。  

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この例では、バルコがサイドに入ります。彼の役割は、ピッチでさらに押し上げ、サイドにとどまり、自分の側の味方サイドとオーバーラップして相手ディフェンスにオーバーロードをかけ、ゴールライン近くでダイレクトクロスのチャンスを作ること。

Wing Back Instructions - Attack

選手個人分析ツールを使うと、選手のヒートマップが表示できます。ここでは選手の動き、スペースの占有率、インターセプトの数などを分析でき、それぞれのウィングバックの役割がどのように機能するのかを正しく理解することができます。
               
最初の図では、サポートタスクでウィングバックとしてプレイしているエストゥピニャンが、やや深く、より中央のエリアを占め、中に切り込んでミッドフィールドに加わり(青いヒートマップ)、インターセプトのほとんど(番号のついた丸)を自陣かミッドフィールドの中央で行っていることがわかります

Heat Map 1

逆に、攻撃ウィングバックとしてのバルコは、敵陣でプレイする時間が圧倒的に長く、同じようなエリアでインターセプトを行いながらも、タッチライン際でプレイする回数が増え、さらに前に出てクロスで脅威を与えます。これによって、それぞれの役割がどこでより効果的になるのか理解し、そして、ウィングバックの守備のポジショニングと攻撃のムーブメントによってどこに隙間や空間が生まれるかが予想できるようになります。

Heat Map 2

これらは、『FM24』でのウィングバックの使い方のほんの一例に過ぎませんが、ウィングバックの使い方や契約方法を決断する手助けとなるでしょう。 

どの役割をプレイさせるか決断するとき、自分に問う重要な質問は、「ウィングバックに何を求めるか?」です。この質問から、ウィングバックを最大限活用するための最高の決断や戦術のひねりが生まれるのです。 

それでは楽しい監督ライフを!

MaddFM

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