『FM24』のメンタリングでワンダーキッドを育成しよう

『Football Manager』でトップの満足度を得られることの1つは、ワンダーキッドを次なるビッグスーパースターへと育成することです。 

そして、選手の育成に大きな影響を与える要素の1つは、メンタリンググループでより経験豊富な選手とペアを組ませることです。 

この記事では、OnTheBreakFMが横浜F・マリノスを例に、最適な候補の選抜から最も効果のある組み合わせまで、『FM24』のメンタリングプロセスについて奥深くまでご紹介します。

『FM24』のメンタリングでワンダーキッドを育成しよう

『FM24』のメンタリングとは?

メンタリングとは、1人以上の若手選手を、より経験豊富な選手と同じグループに入れることです。 

シニア選手はピッチ外で若手選手のメンターとなり、通常のトレーニングでは難しいようなやり方で、スキル、特徴、性格を向上する手助けをします。 

このようなグループは通常最大3名か4名以下の選手で構成され、通例、プロ試合をこなした数が100回未満の有望選手に最も効果的です。 

「師匠」を探そう

メンタリンググループを作る最初の一歩は、チームを分析して、メンターが必要な若手に良い影響を与えられるシニア選手を見つけることです。私はこのような選手を「師匠」と呼ぶのが好きなのですが、本質的には、ただメンタリンググループで一番シニアな選手であるというだけです。 

チームで師匠を見つける時には、次のような要素を考慮しましょう。

●     チームの序列における順位
●     性格
●     年齢/経験
●     意志の強さの能力値

Hierarchy

チームの序列は、仲間内における地位を示します。一般的には、年齢が高く、経験豊富で、所属年数の長い選手が、「チームリーダー」や「非常に影響力の高い選手」といった、より上級の役割に就きます。ですので、師匠を探すならば、まずは序列の上位を探しましょう。 

とはいえ、状況は常にはっきりしているわけではありません。チームの序列は、年齢、能力、出場時間などの基準に基づいていますが、優れたメンター候補が序列のやや下にいるという状況もありえます。例えば、長い間試合に出場していない長期故障中の年かさの選手は、チームに戻るのに苦労するかもしれませんが、その選手の知識や経験は消えることはなく、師匠としてふさわしいことがあります。

師匠として効果を発揮できるか否かは、選手の性格にも左右されます。若手選手は、一緒に過ごす相手によって、性格を変える可能性があるからです。理想的なシナリオとしては、シニア選手が最も望ましい性格のどれかを持っていて、それがメンタリングされる選手に受け継がれるということでしょう。

選手がメンタリンググループに及ぼす影響力の強さは、年齢と経験の両方が効いてきますので、よりキャリアを積んだ若い選手の方が、長い間補欠である年かさの選手よりも、影響力があるかもしれません。

選手の能力値として重要なのは、意志の強さです。若手選手の意志の強さは、周囲にいる選手に基づいて増減するので、良い影響のみを及ぼす師匠を採用するのは理にかなっています。 

横浜F・マリノスで実践してみよう

これらの要素を考慮して横浜F・マリノスを見てみると、2名の師匠候補がいることがはっきりとわかります。

Evaluating possible mentors
Name Age Hierarchy Determination Personality
Takuya Kida 28 Team Leader 15 Fairly Determined
Kota Mizunuma 32 Highly Influential Player 2 Balanced
Elber 30 Highly Influential Player 13 Balanced
Nam Tae-Hee 31 Highly Influential Player 13 Fairly Professional
Ryuta Koike 27 Highly Influential Player 14 Fairly Professional
Shinnosuke Hatanaka 27 Highly Influential Player 11 Balanced
Ken Matsubara 29 Influential Player 15 Fairly Determined
Kenta Inoue 24 Influential Player 15 Fairly Determined
Yuki Saneto 33 Influential Player 14 Balanced

 

松原健と喜田拓也は、両方ともシニア選手で、年齢的には全盛期(それぞれ29歳と28歳)。長い間このクラブに所属しています。 

横浜F・マリノスにはメンタリングで成長できる若手選手は何名かいますが、チームをよく分析すると、小池龍太とナム・テヒが師匠としてより効果的なことがわかります。 

小池は影響力の高い選手で、何度か代表チームに選ばれ、高い意志の強さの能力値を備えています。最も重要なのは、チームで一番強い「プロ意識」の性格を持っていること。 

韓国代表のテヒも、代表チームでの経験や性格タイプから、似たような特徴を備えています。また、ワンツーパスを通す、得点を狙うよりもパスを重視する、ドリブル多めという、若手に身に着けさせると有利な特徴も3つ持っています。 

「弟子」を選ぼう

メンタリングの恩恵を受けられる若手選手の範囲というのは、メンターに適した範囲よりも一般的にはるかに広いので、このセクションはより主観的で、あなたが潜在性を開花させたいと思う選手によって変わってきます。ただし、注意すべき点はいくつかあります。 

同じメンタリンググループには、同じチームの選手しか参加できません。なので例えば、アンダー18で活躍中の16歳のワンダーキッドは、シニアクラブに昇格しない限り、クラブキャプテンのメンタリングを受けることはできません。 

また、若手選手への指導が、助けよりも妨げとなることもあります。既に望ましい性格と高い意志の強さを備えている若手選手が、これらの要素に欠けた選手から指導を受けると、値が減ってしまうことがあります。メンタリングの目的と真逆ですね。
 

Evaluating Mentees
Name Age Hierarchy Determination Personality
Keigo Sakakibara 22 Other Players 4 Fairly Professional
Asahi Uenaka 21 Other Players 9 Balanced
Riku Yamane 19 Other Players Balanced
Yuhi Murakami 22 Other Players 7 Balanced
Kaini Yoshio 24 Other Players 5 Balanced
Hijiri Kato 21 Other Players 12 Balanced

 

上の表は、メンタリングの恩恵を受けられる可能性が高いと特定した横浜F・マリノスの選手たちですが、先ほど言った通り既に意志の強さの能力値が高い選手もいるので、考慮が必要です。 

グループの割り振り

さて、師匠と弟子のリストはできました。最後のステップは、適切なグループを作ることです。 

前述の通り、メンタリンググループには最低3名の選手が必要です。全員を含めた大きなグループを1つ作ることはできますが、おすすめできない理由があります。 

同じポジションでプレイする選手から指導を受けるのは、必須ではありませんが、ある程度の関連はあります。例えば、ウィングは、若手のセンターバックの指導が可能で、良い効果が出る可能性があります。ですが、ここで影響を受けるのは、選手の特徴です。センターバックがウィングからある特徴を受け継いだけれども、達成するのに必要なスキルセットを備えていない場合、常に危険なプレイをすることになります。 

こういったことを念頭に起きながら、『FM24』の横浜F・マリノスで次の3つのメンタリンググループを作ってみました。 

Groupage

ご覧の通り、各弟子が所属するグループには、上とはいかなくても少なくとも同等の意志の強さを持つ師匠がいます。選手はポジションごとにゆるくグループ分けされています。

1年後…

メンタリンググループが実を結ぶのには、時間がかかることがあります。ですが、チームスタッフによる月次報告で、若手選手がどのように成長しているかがわかります。 

この月次報告は、メンタリンググループの効果を評価するのに最適な機会です。メンタリングとは、観察と微調整が必要な継続プロセスなのですから。ですが、横浜F・マリノスで1シーズン後、いくつかの変化が生まれ始めました。

6名の弟子のうち、意志の強さが伸びたのは次の4名。

吉尾海夏 - 5 > 6
植中朝日 - 9 > 12
村上悠緋 - 7 > 8
山根陸 - 8 > 9

Asahi Uenaka

伸びなかったのは、すでに12というそこそこの意思の強さを持っていた加藤聖と、大怪我の影響でシーズン中12分しかプレイできなかった榊原彗悟です。 

これに加え、一部の選手が属しているグループにもいくつかの変化が見られました。山根陸は、サブグループの選手と一緒のメンタリンググループに入った結果、コアグループからサブグループへと移動しました。興味深いことに、井上健太とナム・テヒの両方が、弟子が既にいるコアグループへと移動した結果、この師匠たちによって他の変化が生まれました。 

最後に注意しなければならないのは、メンタリンググループでは常に先回りし、選手が恩恵を受けなくなるタイミングに注意を払う必要があるということです。 

例えば吉尾海夏は、メンタリングによって意志の強さの能力値がわずかに向上したものの、シーズン終了時にはメンタリングの効果はほぼないものと推測されます。シーズンが進むうちに25歳になったということは、吉尾をメンタリンググループに入れたままにすることには意味がなくなり、他の選手に交代させるべきであることを意味します。 

若手がよりチームに馴染み、多くの試合を重ねる中で、ピッチ外でも一定の成長の道を生み出し、シーズンを繰り返す中でチームを最大限活用できるよう、メンタリンググループを進化させていきましょう。

Happiness

このメンタリングのガイドで、『FM24』のセーブデータで正しい方向に向けて進むテンプレートができたかと思います。ですが、アプローチには様々な方法があることをお忘れなく──それがFMの楽しさなのですから。 

それでは楽しい監督ライフを! 

OnTheBreakFM 

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