『Football Manager 2024』でセグンドボランチをマスターしよう

サッカーでは、適切なタイミングに適切な場所にいることが重要。セグンドボランチほどそれを得意とする選手はいません。

『Football Manager 2024』の新しいポジションプレイで影響を受ける役割の1つが、セグンドボランチ。長距離パスから一直線のラン、遠距離シュートまで、さまざまな役割をこなします。

このガイドでは、セグンドボランチの役割、優れた点、そしてあなたの最新の『FM24』キャリアで活用する方法について、詳しく見ていきます。 

『Football Manager 2024』でセグンドボランチをマスターしよう

歴史に彩られたダイナミックな役割

1950年代から60年代にかけてサッカー界に革命をもたらした4-2-4に端を発するセグンドボランチは、MFの2名の中でも、守備をメインとした選手と共に、よりクリエイティブな役割として配備される選手でした。

現代でも、セグンドボランチはダブルピボットの一部として、4-2-3-1、4-4-2、3-5-2で使われることが多くあります。純粋にボールを奪う選手とコンビを組むことが多いセグンドボランチは、他の守備的ミッドフィルダーと似たようなプレイをします。リカバリーに重点を置き、ポジションをキープし、パスミスをインターセプトしたり、1対1で相手を出し抜くことを目指します。

しかしセグンドボランチは、チームの攻撃でより影響力のある役割を担っています。レジスタやディープライイングプレイメーカーとは異なり、パスでゲームに影響を与えるわけではありません。ダイナミックに前方に飛び出し、ボックスを攻撃したり、スペースに走り込んでチームメイトのパスオプションとなったりもします。 

戦術ボードでのセグンドボランチ

上の説明から、セグンドボランチは、攻撃的なアプローチを隙間なく補完できる役割であることは理解できたでしょう。しかしそれは同時に、戦術で効果的な役割を果たすには、非常にオールマイティな選手が必要だということでもあります。 

本質的にスペシャリストの役割というわけではありませんが、優れたセグンドボランチとは、ボールをリカバーし、さまざまな距離でパスをつなぎ、足元でボールをうまく動かし、ゴールを脅かすこともできる選手です。つまり、マーキング、タックル、ポジショニング、チームワーク、ファーストタッチ、ドリブル、俊敏性、パス、視野、判断力、予測力、オフザボール、スタミナの能力値の組み合わせが良好な選手を探す必要がある、ということです。誰もがこのすべてに優れた選手というわけではありませんが、上記のいくつかに強みがあるならば、ピッチ全体で試合に影響を与えることができるでしょう。

『FM24』で優れたセグンドボランチがどのようなものか、どう使うのかを、横浜F・マリノスのセーブデータでお見せします。なぜこのチームか?それは、守備的ミッドフィルダーの喜田拓也が、上で述べた多くの条件に合っているからです。

Takuya Kida

上のプロフィールのスクリーンショットを見ればわかるように、喜田はオールラウンドなミッドフィルダーです。しかし、戦術でどの役割もそうであるように、チームの残りのメンバーで選択したサポート役で許される限りの効果しか発揮できません。 

セグンドボランチのプレイでは動きが大きな部分を占めるため、チームメイトがどのようにピッチを動き回るかを理解する必要があります。例えば、喜田が深い位置から走り始め、相手のペナルティーエリア内に遅れて到着する場合、ウィングやウィングバックのように、ゲームを引き延ばして到着するスペースを確保できる選手が、ピッチのサイドに必要になります。

この動きがあるということは、ボールが敵に渡った場合や、反撃のリスクも考える必要があるということです。そのため、喜田のパートナーとなる守備的ミッドフィルダーには、彼が押し上がったことでできた穴を埋め、チームのメインボールウィナーとなる選手が必要です。タスクが「守備」のアンカーや守備的ミッドフィルダーを検討しましょう。

さらに前方には、ディフェンスを翻弄するアグレッシブなストライカーが必要です。ピッチの高い位置でプレイする選手がいれば、相手のセンターバックを手一杯にできるので、喜田には背後のスペースが生まれます。この効果を生み出すには、タスクが「攻撃」のポーチャー、アドバンストフォワード、またはコンプリートフォワードが最善のオプションです。 

これらすべてを考慮した上で、戦術ボードで横浜F・マリノスのラインナップを確認してみましょう。

YFM Tactics

プリセットの戦術「流動型カウンター攻撃」を少し改変したバージョンを使用し、喜田をセグンドボランチに、同時にエドゥアルドを守備的ミッドフィルダーに起用します。

左サイドでは、永戸勝也をオーバーラップしたサイドバックとして、ヤン・マテウスをタスクが「サポート」のウィングとして配置し、エドゥアルドによるカバーを活かします。

ですが右サイドでは、『Football Manager 2024』の新しいポジションプレイ機能を活用し、喜田のセグンドボランチとしてのインパクトを最大化します。ここでは「サポート」の小池龍太をインバーテッドウィングバックとして、エウベルをより攻撃的なウィングとして配置します。チームがポゼッション時は、小池はエドゥアルドと共に守備的MFへと移行するので、喜田は中央での選手が欠ける心配なく、自由に押し上がることができます。 

前線では、アンデルソン・ロペスがアドバンストフォワードとして相手ディフェンスを引き付け、水沼宏太が「サポート」の攻撃的ミッドフィルダーとして全ランナーのパス先となります。

ピッチ上でのセグンドボランチ

これまでの議論は、すべて理論にすぎません。それでは、試合日にこれらが実際にどのように機能するかを見てみましょう。

下のスクリーンショットを見れば、使っている戦術の布陣と役割の組み合わせが完璧に機能しているのがわかるでしょう。 

Match Shot 1

エウベルは右サイドで相手サイドバックを引き付け、アンデルソン・ロペスは中央のポジションを維持し、センターバックはピッチに広がるよりもアンデルソンにしっかりとついています。つまり、喜田は前方のスペースに飛び出し、水沼からのパスを受ける準備ができているのです。喜田の動きも、ご覧の通り、中央に動いてきた小池がカバー。  

どの試合でも、このスペースのおかげで喜田は押し上げることができ、攻撃中にボックスの端に遅れて登場するのです。そのため、喜田はカットバックをゴールに押し込んだり、下のスクリーンショットのようにゴールを捉えたら長距離シュートを放つのに便利なポジションに位置取りできます。

Match Shot 2

下のパスマップはリーグ戦の1つで、喜田がセグンドボランチとしてピッチの大部分をカバーしていることがわかります。常にボールを動かし続け、周囲のスペースを活用してプレイを切り開き、多種多様なパスの才能を披露しています。

Pass Map 1

一方で下の画像は逆で、喜田が試合中に受けたパスを表示しています。ここでも、喜田がピッチを縦横無尽に駆け回り、チームメイトが中盤でプレッシャーを受けたときに代替要員として常に控えていることがわかります。 

Pass Map 2

セグンドボランチは特別な役割で、『FM24』の中でもお気に入りの1つです。深いポジションからスタートするセグンドボランチは、ディフェンスのカバー範囲、ボール運び、ロングパス、そしてゴールへの脅威がユニークに融合した役割です。すべてのチームにこの役割にぴったりな万能選手がいるわけではありませんが、喜田拓也と横浜F・マリノスの例で、セグンドボランチがどのように試合に影響を及ぼせるのか、おわかりいただけたでしょうか。あなたの最新のキャリアで試してみてください。

それでは楽しい監督ライフを! 

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