『Football Manager 2024』でユース育成を成功させるには

『Football Manager』の新ゲームが発売されるたびに、最高のワンダーキッドを見つけ出したいという願望が生まれます。そのすぐ後に続くのは、フィールドのそれぞれのポジションで最高の若手選手を見つけ出そうとする挑戦。そうすると、ゲームをプレイしている限り、契約候補者を選抜し続けることとなります。
 
このアプローチには何も問題はないものの、現在のサッカー界では多くのクラブがすでに手元にある才能の価値を最大化しようとしていて、これが主流となっています。私の考えでは、『FM24』でこの戦略を採用しない理由はありません。 

この記事では、ピッチでの成績を上げ、クラブの財政を健全化するのに役立つ、ホームグロウンの有望選手を最大活用する6つのヒントをSteinkelssonFMがお伝えします。 

『Football Manager 2024』でユース育成を成功させるには

その1 - サッカークラブとはトップチームだけではない

クラブの監督に就任したら、最初にするべき仕事の1つは、才能発掘です。ユース育成を改善したいならば、トップチーム下のチームのうち、リソースを投入する最高の候補者が誰なのかを理解しなければなりません。この仕事をするのに理想的な場所が、チームプランナーです。

プランナーを完全に消去して、真っ白なカンバスを作るのが、私のやり方です。ここから、考えられる最強のスタメンを埋めていき、今ある戦術のそれぞれのポジションに、クラブ最高の才能を埋めていきます。 

この戦略は、チームを計画するのにいくつかの役立ちポイントがあります。まず、自チームの選手を把握しておくことで、誰かが負傷しても調整が簡単になること。同じように、有望選手がステップアップに準備完了となったタイミングで、誰を移籍させるのか見つけられるようになること。このアプローチでは、次のヒントに当てはまる選手のリストも手に入ります。 

Squad Planner

その2 - 選手のパスウェイ

選手が18歳になった際、彼らの成長を助けるのに最も重要なのは、試合時間です。つまり、シニアサッカーでの試合回数のことです。
 
リザーブやユースチームでプレイすることで、選手が何かを獲得できることは間違いありません。しかし、トップチームの監督であるあなたにとって役立つよう、より素早く成熟させるには、経験豊富なプロと共に試合をする必要があります。

大物になると18歳で目された選手の多くが、その実現在の能力はたったの星2つや2つ半であるといった状況は、多く目にすることでしょう。このような選手を、優先的にトップチームで試合を行わせると、結果に影響が出て、本物のプレッシャーを感じられる可能性があります。
そのため、若手選手に定期的に質の高い試合経験を積ませるには、期限付移籍や、提携クラブとの契約を利用しましょう。 

クラブ内で人材を育成することを選択した場合、育成に関する大きなリスクの1つは、チームのサイズです。効果的な育成モデルをフル活用するには、チームに制限を設けることをおすすめします。例えば、3名のアカデミー選手をシーズン全体でトップチームに昇格させ、トップスターと一緒にトレーニングを行わせたり、適宜途中出場させたり、といった方法です。 

その3 ポジティブな特徴の習得

年齢を重ねるにつれ、決断を行う際、脳はより「精神的ショートカット」を使うようになります。合理的な判断をするときは、脳はすべての情報を重み付けし、手元のデータすべてを評価し、長所と短所をはっきりさせます。ですがこの方法は、日々のありとあらゆる決断に適用するのは不可能です。小さな決断に関しては、脳はヒューリスティック(発見的手法)を使って情報を推測し、ほぼ即時に行動を決定します。それゆえ「老い木は曲がらぬ」ということわざがあるのです。

このような認知能力は、ゲーム内では「選手の特徴」に集約されています。これらは、選択したポジションやロールに関わらず、選手が試合内で取りやすい行動を意味します。『FM23』では、ベテランの選手に新しいロールや特徴を習得させようとしたときに、コーチから上の段落の最後と同じようなメッセージを受けたことがあるかもしれません。しかし若手選手では、年かさのチームメイトとは重要な認識能力が異なるため、状況はまったく違っています。  

例えば若手選手は、大量の新情報を処理することが可能で、新しく挑戦的な戦術コンセプトをより受け入れやすい傾向にあります。
 
若手選手の受容性が高いということは、コーチングを受けたり、特徴を教え込まれるのに適しているということです。特徴とは、精神がより選択しやすい、学習した行動の一形態です。もちろん、選手のポジションやあなたの戦術アプローチを補完するような特徴に集中するべきでしょう。これらは、選手が若年でもトップチームにより貢献できるよう、個性を開発したり、スキルセットを磨くのに役立つからです。 

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その4 個別トレーニング

選手の育成で特徴と共に重要になるのが、個別トレーニングです。

ベテランの選手がトレーニング強度を上げると問題が生まれることがありますが、若手選手ならば負傷は少なく回復時間も短い傾向にあり、より高い強度に取り組むことができます。

若手選手はキャリアで育成段階にあるため、ポジションの能力をベテランの選手よりも素早く獲得します。特にトップチームに組み込んで途中出場させる場合などには、選手はプレイできるポジションが多ければ多いほど役に立ちます。

ベストな有望選手に個別トレーニングを設定し、選手に割り当てたいポジションと向上が必要な能力値の両方を目標に定めれば、ポテンシャルの開花を加速させるのに最高のツールとなるでしょう。 

training

その5 ポジティブな強化

戦績と自信は非常に重要な要素ですが、選手のモチベーションレベルは、サッカーキャリア全体を通して彼らのパフォーマンスにとって重大です。 

若手選手の育成において私が重視していることの1つが選手管理です。私は毎月、ピッチ内外での選手の成績を時間をかけて分析し、良くトレーニングした選手やピッチで好成績を上げた選手を称賛しています。トレーニングの評価点が著しく低い選手や、試合でミスをした選手についても同様です。 

選手と定期的に会話することで、関係性を築くことができます。人間関係がポジティブであれば、選手の士気にもチームの幅広い団結にも助けとなり、その両方が試合日に効果を発揮します。 

week in review

 

その6 メンタリング

このリストの最後を飾るのは「メンタリング」です。『FM24』で私のお気に入りの機能の1つで、若手と経験豊富な選手をチーム内でうまく組み合わせることの重要さを強調しています。 

メンタリンググループは、選手の性格、特徴、意志の強さの能力値を成長させるのに強力なツールです。うまく機能すれば、メンタリンググループは団結やチーム精神の改善へとつながり、さらには若手選手はトレーニングや試合経験に何年もかけて得られるような学びも獲得できます。 

メンタリングの効果を上げるコツは、経験の少ない選手を、キャリアを通して学んだことを伝えられる、より経験豊富な選手と組み合わせることです。
 
メンタリンググループを立ち上げるときは、グループのリーダーとなる選手が「模範的」と認識される人物である、というのが理想でしょう。これらはチーム内の模範となり、期待の新人に影響を与えてほしい選手です。私が32歳以上の選手をチームにいつでも少数維持しているのはこのためで、ピッチ内外でクラブに大きなメリットを与えてくれるからです。

Mentoring

『FM』に数多いる有名なワンダーキッドを手に入れるよう採用チームに今すぐ頼む前に、このヒントを使って、自分の若手選手を育成してみてはどうでしょう?選手をクラブ内の有望株からトップチームのスターに成長させる感慨はひとしおですし、成功させれば、監督としての可能性も広がることでしょう。 

それでは楽しい監督ライフを!

Steinkelsson FM
 

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